ビタミンCを取り入れたスキンケア

ビタミンC の効果

ビタミンCは、美肌を目指すうえで欠かせない成分として広く認知されています。シミ予防・毛穴ケア・ハリ向上・ニキビ予防など、多角的な美肌効果をもたらす万能成分であり、スキンケアアイテムとしても各種ビタミンCが取り入れられているものが多数あります。

当院では、医学的根拠に基づいたビタミンCスキンケアを治療方針の中心に据えています。施術とともに、是非積極的に取り入れてみてください。

ビタミンCの主な5つの美肌作用

  1. シミ・くすみの予防と改善
    メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを促進するため、すでにできてしまったシミを薄くする効果、今後のシミ・くすみの予防効果があります。
  2. 毛穴の引き締め
    過剰な皮脂の分泌を抑制し、肌を引き締めることで毛穴を目立たなくします。
  3. ハリ・弾力のアップ
    コラーゲンの生成を促進し、たるみや小ジワを防ぎます。
  4. ニキビ・肌荒れ予防
    優れた抗炎症作用により、ニキビの炎症や肌荒れを防ぎます。
  5. 抗酸化作用
    紫外線やストレスによって発生する活性酸素を無害化し、肌の老化を防ぎます。

ビタミンCは、水溶性ビタミンの一種で化学名では「アスコルビン酸」となります。人間は体内でビタミンCを作ることができないため、外から取り入れ続ける必要があります。

化粧品に使用されるビタミンCについて

化粧品に使われるビタミンCには大きく分けて、以下の2種類があります。

  • ピュアビタミンC
  • ビタミンC誘導体

ピュアビタミンC(アスコルビン酸)

何も加工されていないビタミンCそのものであり、肌につけた瞬間から効果を発揮することから「即効型ビタミンC」とも呼ばれています。効果が高い分、肌への刺激性が強いため、ひりつきを感じてしまう場合があります。また、ピュアビタミンCは紫外線や空気の影響を受けやすく、不安定という特徴があります。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、ビタミンCに別の物質を結合させることで安定化させた成分で、ピュアビタミンCの「不安定で劣化しやすい」という弱点を克服した成分ともいわれています。ピュアビタミンCよりも肌に浸透しやすい点が特徴です。

ビタミンC誘導体は、肌が持つ酵素によって誘導体部分が切られることで、はじめてビタミンCとしてはたらきます。ピュアビタミンCと比べると即効性はないものの、じわじわと効果を発揮するため「持続型ビタミンC」とも呼ばれています。

なおビタミンC誘導体は、結合される物質により特性が異なります。種類は豊富にありますが、大きく分けると次の3つになります。

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当院では上記のうち、ピュアビタミンC、および脂溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体を含むスキンケアアイテムをご用意しております。

リビジョン:C+コレクティングコンプレックス30%

脂溶性ビタミン

30%という高濃度でビタミンCを配合。高濃度でも刺激が少なく、敏感肌でも使いやすい。
高い保湿力も兼ね備える。

リビジョン:C+アイコンプレックス

脂溶性ビタミン

脂溶性ビタミンCを高配合、ふっくらと弾力のあるなめらかな目元に。
目元にも使いやすい伸びの良い質感。

ピュアメル:リセットVitaC美容液

ピュアビタミンC

13.5%の高濃度ピュアビタミンCを配合し、即効性を求める方に。
真空保存容器で酸化を防ぎ衛生的。

ゼオスキン:シーセラム

水溶性ビタミン

レモン250個分相当のビタミンC、パウダー化することでしっかり肌に届ける。

ビューティフルスキン:Cリンクエッセンス

両親媒性ビタミンC誘導体

インナーケアとしてのビタミンC

ビタミンCは、スキンケアアイテムだけでなく、インナーケアとしても人気の成分です。 日々の食事だけでは不足しやすいといわれており、食品からの摂取だけでなくサプリメントとして補うのもおすすめです。

美肌目的の方は1日あたり1000〜3000mgのビタミンCをこまめにとることが推奨されています。

ビタミンCを摂取することで、前述のようなシミ・くすみの予防および改善効果、コラーゲンの生成の促進によるハリ感・弾力のアップといった美肌効果が期待できるだけでなく、さらに免疫力を高めたり、体内の活性酸素を除去したりといった、風邪予防や健康増進の点でも効果的であることが分かっております。

ただし、口から取り入れたビタミンCは体内で消費されるケースが多く、皮膚まで届かない可能性があります。ビタミンCをより効果的に肌へアプローチさせるには、スキンケアによる経皮吸収を併用していくことがおすすめです。

当院では、体内での吸収効率に着目して作られた、MSS社のメディカルサプリメントをお取り扱いしております。ビタミンC以外にも合わせて摂取していくことで、有効な成分が各種ありますので、是非ご相談ください。

⇒MSS リポ酸とC1000の画像(準備中)

高濃度ビタミンC点滴について

ビタミンCをより効率よく体内へ取り入れたい方には、「高濃度ビタミンC点滴」もおすすめです。点滴によって直接血中へビタミンCを投与することで、サプリメントや食事では到達しにくい高濃度のビタミンCを体内へ届けることができます。

高濃度ビタミンC点滴には、以下のような効果が期待されています。

  • 抗酸化作用によるエイジングケア
  • シミ・くすみ予防
  • コラーゲン生成促進によるハリ感アップ
  • 疲労回復、免疫力維持
  • ニキビや肌荒れ予防

特に、紫外線ダメージが気になる方、疲労感が強い方、肌の透明感を高めたい方に人気の施術です。また、経口摂取では吸収量に限界がありますが、点滴では高濃度のビタミンCを効率よく補給できるため、より積極的なインナーケアとして取り入れられています。

当院では、患者様の体調や目的に合わせて適切な容量をご提案しております。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

ビタミンCのシミ・肝斑への効果

ビタミンCは、シミや肝斑に対して、「メラニンの生成を抑える(予防)」と「できてしまったメラニンの色を薄くする(改善)」という2つの大きな効果が期待できます。主なメカニズムは、メラニン生成の抑制と抗酸化作用による還元効果の2つです。

メラニン生成抑制効果

ビタミンCは、メラニン生成に関与するチロシナーゼという酵素の働きを阻害します。チロシナーゼは、アミノ酸の一種であるチロシンをメラニンに変換する過程で重要な役割を果たします。ビタミンCがこの酵素の活性を抑えることで、メラニンの生成が抑制され、新たなシミの発生を防ぐ効果が期待できます。

抗酸化作用による還元作用

メラニンは生成された後、酸化されることで色が濃くなります。ビタミンCは強力な抗酸化物質であり、酸化プロセスを抑制する効果があります。ビタミンCが酸化されたメラニンを還元することで、シミを薄くする作用が期待できます。

肝斑はシミの中でも特殊で、ホルモンバランスの乱れや摩擦によって生じる、炎症性のシミです。老人性色素斑と呼ばれる一般的なシミと比較し、抗炎症作用のあるトラネキサム酸を併用することが有効です。

項目一般的なシミ
(老人性色素斑など)
肝斑
(左右対称のぼんやりしたシミ)
ビタミンCの効果高い改善・予防効果が期待できる補助的な役割
推奨される併用成分L-システイン、ビタミンEなどトラネキサム酸(第一選択薬)
主な対策方法美白化粧品、内服薬
レーザー、IPL
トラネキサム酸の内服
レーザートーニング

ビタミンCのニキビへの効果

ビタミンCは、皮脂の分泌抑制によりニキビを予防し、抗炎症作用で赤みや腫れを鎮めます。さらに、治りにくいニキビ跡(色素沈着)の改善や予防にも高い効果を発揮する、ニキビケアにおいては大切な成分です。

皮脂のコントロール効果

ビタミンCには過剰な皮脂の分泌を抑制する効果があります。皮脂が過剰に分泌されると毛穴に詰まり、アクネ菌が増殖しやすい環境を作ってしまうため、皮脂の分泌量をコントロールすることで、ニキビができにくい肌状態にする効果が期待できます。

抗炎症・抗酸化作用

毛穴に詰まった皮脂を土壌にしてアクネ菌が増殖すると、菌の代謝物質や免疫反応により活性酸素が産生されます。ビタミンCには活性酸素を強力に抑える抗酸化作用や、抗炎症作用があるため、赤ニキビの炎症や痛みを和らげます。

メラニン生成抑制効果

ニキビの炎症で肌がダメージを受けると、メラニンが生成されて色素沈着として残ります。ビタミンCはメラニンの生成を抑制する作用に加えて、メラニンを無色化する還元作用もあるため、色素沈着によるニキビ跡の予防に効果的です。

ビタミンCとレチノール

レチノールはビタミンAの一種で、日本の厚生労働省が「シワを改善する」のに有効な成分として、初めて認められたものです。肌のターンオーバーを促し、コラーゲン生成をサポートする、エイジングケアにおける代表格と言われています。

ビタミンCの主な効果は、メラニンの生成抑制によるシミ・くすみの改善、ならびに抗酸化作用であり、レチノールの主な作用は肌のターンオーバー促進、シワ改善効果です。それぞれ美肌効果が高い成分として認められていますが、異なるアプローチのため、トータルの美肌効果が期待できます。

正しい方法で併用していくと相乗効果が期待でき非常に有効ですが、ビタミンCとレチノールはいずれも酸性の性質をもち、角質層に作用するため、肌への刺激を強く感じることがあります。使い方を誤ると肌への負担が大きくなり、赤みや皮むけなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。特に敏感肌の方やアトピー性皮膚炎の方は注意が必要です。

またビタミンCとレチノールは安定する条件が異なるので、1つの化粧品に一緒に配合するのは難しく、同時配合されたアイテムはまだ少ないのが現状です。

以下にビタミンCとレチノールを併用する際の注意事項をまとめます。

  1. 時間帯による使い分け
    レチノールは紫外線により効果が低下しやすいため、夜に使用するのがおすすめです。一方、ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線による肌ダメージを軽減する効果が期待できるため、朝のスキンケアにも適しています。ただし、朝に使用する場合は必ず日焼け止めを塗りましょう。
  2. 濃度調整
    高濃度から始めると肌トラブルが起こりやすいため、低濃度から試し、自分の肌状態に合わせて調整してください。
  3. 肌状態への配慮
    肌の乾燥が強い時やニキビが炎症している時は使用を控えましょう。肌状態が安定してから再開することがおすすめです。
  4. 順番と組みあわせ
    ビタミンC誘導体→レチノールの順番で使用すると効果的です。また、ヒアルロン酸など相性の良い成分との併用も検討してください。