手術療法

小腫瘤に対する当日手術(保険適応)

手術というと、来院して診察して、手術日を決めて、術前検査をして…という流れで進むことが多く、患者様にとっては複数回の来院が必要になるのが一般的です。
もちろん慎重にアセスメントをして、後日しっかりと時間を確保して手術に望むケースもありますが、より患者様のご負担が減るように、当院ではご来院初回に手術を行える準備を整えております。

※大きな腫瘤、感染を伴う腫瘤など、当日手術に応じるのが難しい場合もありますのでご了承ください。

【イラスト】施術中の女性

このようなお悩みはありませんか

  • 以前からあるできものが大きくなってきた
  • できものが悪性でないか心配
  • できもののにおいが気になることがある
  • 引っかかって出血してしまうことがある

手術の流れ

小腫瘤の中で頻度が高いのは、粉瘤(アテローム)とよばれるものです。
これは毛穴から発生するできもので、小さなときはニキビのようにも見えますが、実際には袋状のできものを皮下に形成しています。
皮膚が毎日垢を出すように、粉瘤の袋の中にも垢が分泌されており、内容物のにおいとして気になることがあります。
粉瘤は毛穴からの細菌混入により感染を起こすリスクがあり、時々大きく腫れて痛みを伴うことがあります。
袋状のできものゆえに大きくなったり、小さくなったりしますが、自然に消失することは少なく、根治のためには切除が必要となります。

切除の方法として、くり抜き法(小さな穴からブラインド下でアプローチ)、切除縫縮法(しっかり腫瘤の輪郭をみながら切除)がありますが、いずれもメリット、デメリットがありますので、腫瘤の状態に合わせて使い分けております。

粉瘤以外の小腫瘤に対しても、当日手術に対応しております。
腫瘤の確定診断は、切除したものを病理検査(顕微鏡レベルの組織検査)に提出し、その結果で初めて決定いたします。

リスク・副作用

  • 出血
  • 感染
  • 皮下血腫
  • 傷あと
  • 再発 など