ダーマペンで肌質改善!効果が出るまでの期間と施術回数を徹底解説

皆様こんにちは!林です。
年齢を重ねるごとに気になる肌トラブルである。毛穴の開き、小じわ、たるみなど…。こうした悩みに対して、お肌を生まれ変わらせながら肌質改善をしていける治療法が、 「ダーマペン」という美容施術です。ダーマペンは、肌に微細な穴を開けることで皮膚の自然治癒力を引き出し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する治療法です。
オーストラリア発祥のこの美容療法は、2011年の初代から改良を重ね、現在は第4世代の「ダーマペン4」が主流となっています。最新機器は先端に16本の超極細針(33G、外径0.2mm)を備え、針を刺す深さを0.1mm単位で最大3.0mmまで調整可能。肌トラブルに応じた精密なアプローチができることが特長です。
今回は当院の今月のキャンペーン対象でもある、こちらの「ダーマペン」について、詳細に解説してまいりたいと思います!
ダーマペンが肌質改善に効果的な3つのメカニズム
ダーマペンの効果は、3つの科学的なメカニズムによって支えられています。
肌のターンオーバー促進で古い角質を排出
ダーマペンで開けた小さな穴をふさぐ過程で、肌のターンオーバーが促進されます。ターンオーバーとは、約28日周期で古い皮膚がはがれ、新しい皮膚へと入れ替わっていくサイクルのこと。このサイクルが乱れると、古い角栓や皮脂が毛穴に溜まり、くすみや肌トラブルを引き起こします。
ダーマペンの治療は、乱れたターンオーバーを元の周期に戻す効果があります。その結果、毛穴に溜まった汚れやシミの原因となるメラニンが自然に排出され、毛穴の黒ずみやシミの改善が期待できるのです。
コラーゲン・エラスチンの生成促進でハリと弾力を回復
皮膚組織で生成されるコラーゲンやエラスチンは、肌のハリや弾力をもたらす重要な美容成分です。しかし、これらの成分は加齢や紫外線ダメージによって減少し、小じわや肌の乾燥の原因となります。
ダーマペンは、肌にわざと小さな穴を開けることで皮膚組織にアプローチし、コラーゲン・エラスチンの生成を促進させます。その結果、肌のハリ・弾力を回復し、うるおいをもたらす効果が期待できます。ニキビ跡やクレーターが残ってしまった肌に対しても、美肌成分生成を活性化することで凸凹になった皮膚組織をなだらかにするよう再生させる効果が期待できます。
導入液による美容効果の最大化
ダーマペンで開けた肌の小さな穴が塞がるまで、一般的に数分から数時間かかります。穴が塞がる前に導入液を注入・浸透させることで、高い効果を期待できます。
ダーマペン専用に開発された、「ハイラアクティブ」や「ウーバープロ」の他に各種製剤を施術後に導入していくことで、それぞれのお悩みに対してより効果的にアプローチすることが可能です。例えば「マッサージピール」として人気の高いピーリング剤「PRX-T33」を併用した施術は、「ヴェルベットスキン」と呼ばれ、お肌のハリ・ツヤの向上、美白、毛穴引き締め効果により、より均一なお肌へ導いてくれる施術です。
ダーマペンで改善が期待できる肌トラブル

ダーマペンは肌の自然治癒力を引き出して肌トラブルの改善を促す美容医療機器です。そのため、さまざまな肌トラブルに対応できるという特徴があります。
ニキビ跡やクレーター
ニキビ跡の代表的なものは、赤み、色素沈着、クレーターです。
色素沈着やクレーターの原因
ニキビの炎症が続くと、肌を守るためにメラニン色素が過剰に作られて色素沈着を引き起こしたり、皮膚組織が破壊されて正常に再生されずクレーターになったりします。特にクレーターは表皮の奥にある真皮層にまで及んでいることがあり、通常のスキンケアだけで滑らかな状態に戻すのは困難です。
真皮層へのアプローチで再生を促す
その点、ダーマペンは針が真皮層まで届くため、真皮層に及ぶニキビ跡も徐々に薄くしたり、目立たなくさせたりすることが期待できます。ダーマペンで治療すると線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンといった美肌に欠かせない成分が生成されるためです。
シミやくすみ
シミやくすみの原因としてよく知られているのがメラニン色素です。
メラニン色素の蓄積メカニズム
肌が紫外線や摩擦などのダメージを受けると、表皮の最も奥にある基底層に存在するメラノサイトが活性化し、肌を守るためにメラニン色素を作り出します。メラニン色素は通常、肌のターンオーバーにより適切に排出されますが、過剰に作られたり、ターンオーバーが乱れていたりすると、皮膚に蓄積してシミやくすみの原因となります。
ターンオーバー正常化による排出
ダーマペンがシミやくすみに対応できるのは、皮膚組織の再生を活性化させ、ターンオーバーを整えて新しい細胞を皮膚の表面に押し上げるからです。
毛穴の開きやたるみ
毛穴の開きは皮脂や角質が毛穴に詰まったり、加齢によって肌がたるんだりして起こります。そのため、肌のたるみを改善することで毛穴が引き締まるケースも多いです。
土台からの引き締め効果
ダーマペンの刺激は皮膚組織の再生を促し、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを生成します。これらが皮膚を支える土台となり、たるみを目立たなくする効果が期待できます。また、ダーマペンによる治療でターンオーバーがスムーズに行われるようになると、古い角質がはがれ落ちやすくなり、角質の汚れが毛穴に詰まりにくくなる点もポイントです。
その他の肌トラブル
ダーマペンの効果が期待できるのは、肌のターンオーバーや組織の再生によって症状が改善するケースです。例えば、小ジワや妊娠線、毛孔性苔癬などが挙げられます。
妊娠線の原因は急激にお腹が膨らむことによって真皮層と皮下組織が裂けることです。真皮層のターンオーバーは表皮に比べて時間がかかるため改善は簡単ではありませんが、時間をかけてダーマペンで真皮層の再生を促すことで妊娠線を薄くすることが期待できます。
ダーマペンの効果が出るまでの期間と必要な施術回数

ダーマペンは総合的な肌トラブルに対応できる美容医療機器ですが、効果が感じられるまでの期間や回数は症状や治療を行う部位によって異なります。
施術後に効果が表れるまでの期間
ダーマペンの効果を実感できるようになるまでの期間は、治療の目的や部位によって異なりますが、概ね1週間から2週間程度です。ダウンタイムが数日から1週間程度で落ち着いた頃に、少しずつ効果が見え始めます。
ただし、クレーター状のニキビ跡や妊娠線などは、目に見えて効果を感じるまで時間がかかるため、1度の治療で効果を実感することは難しいでしょう。
必要な施術回数の目安
ダーマペンの治療は、複数回行うことでより効果を感じられるとされています。
症状による回数の違い
症状が重いほど、効果を感じるまでに回数がかかります。ダーマペンの治療時に薬剤を併用するケースや、治療をする部位、状態によっても回数は異なります。一方で、肌のキメが整い、ハリが出るといった肌質の変化は、1回の治療でも感じられることがあるでしょう。
具体的な回数の目安
安定した効果を実感して頂くには、まずは5回ほどの施術を受けて頂くことをお勧めしております。症状の程度により必要な施術回数は変わってまいります。
毛穴の引き締め:3~6回程度
ニキビ跡による色素沈着:3~6回程度
小ジワやたるみ、毛穴の開きや黒ずみ:5~8回程度
クレーター状の深いニキビ跡や濃い色素沈着:5~10回程度
効果の持続期間とメンテナンス
ダーマペンは治療を受けた後、肌の回復を待って3~4週間程度間隔をあけ、次回の治療を行います。効果は永続的ではありませんが、間隔を開けたからといって治療を受ける前の状態に戻ってしまうわけではありません。
状態を持続させるなら、6~8週間間隔でメンテナンスを行うとよいでしょう。紫外線対策や保湿といったアフターケアを徹底することで持続期間を延ばすこともできます。
ダーマペンのメリットとデメリット
ダーマペンのメリット
肌の深層から肌トラブルを改善できる
ダーマペンは小さな針で肌に穴を開け、皮膚が再生する力を利用して肌悩みを改善する美容医療機器です。皮膚が組織を修復する過程で、肌を健やかに保つターンオーバーが活性化するほか、コラーゲンやエラスチンといった美肌に欠かせない成分が作り出されるため、シワやたるみ、毛穴の開きなど、肌悩みの総合的な改善が期待できます。
ダーマペン4は最大深度が3ミリで、針を刺す深さを0.1ミリ単位で調整できるため、肌悩みに応じて刺激を与える層を変えることが可能です。皮膚の真皮層に及ぶクレーター状のニキビ跡も、ダーマペンを使って真皮層付近を刺激し、ターンオーバーを正常に戻すことで、肌の深層から改善を促すことができます。
痛みが少なく傷跡が残りづらい
ダーマペンは痛みが少なく傷跡が残りづらい美容医療機器です。ダーマペン4の針は極細の33G(外径0.2ミリ)。皮膚に開ける穴はとても小さなものなので、治療後のNG事項を避け、適切なアフターケアを行えば、大きな傷跡が残ることはないとされています。
また、ダーマペン4には、治療中の痛みを軽減する「オートマティックバイブレーション機能」が搭載されていることも特徴です。痛みを感じやすい箇所や深度に治療を行うときは、痛みを軽減するために麻酔を使うこともできます。
ダウンタイムが比較的短い
ダーマペンは治療後のダウンタイムが比較的短いことが特徴です。針穴が乾いていれば、翌日にはメイクも可能となります。赤みや腫れ、痛みといった副作用が起きることもありますが、針を刺す深度や部位によって異なるものの、数日~1週間程度で自然に落ち着くことが多いです。症状は比較的軽く、日常生活への影響はほとんどないとされます。
ダーマペンのデメリット
複数回の施術が必要
ダーマペンはさまざまな肌悩みに対応できますが、症状によって必要な治療回数が異なります。ニキビ跡や毛穴の引き締め、肌質の改善などは3~6回程度、深いニキビ跡や濃い色素沈着などは5~10回以上かかることもあります。1度の治療で目に見えて効果が分かるケースもありますが、多くの場合、効果が感じられるまでには複数回の治療が必要でしょう。
副作用がある
特に深めに施術を行った場合は、皮むけ、赤み、痒み、腫れ、ヒリヒリした感覚や熱っぽい感覚、内出血、治療中の痛みなどが生じやすいです。このうち、皮むけは肌のターンオーバーによるものなので、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
赤みや腫れは針の刺激による炎症です。治療後すぐ現れ、多くは2、3日で落ち着きます。内出血は針が毛細血管を傷つけて起きるもので、1週間程度で改善することが多いです。気になるときや症状が長引くときは、治療を受けた病院を受診しましょう。
ダウンタイム中に制限がある
ダウンタイム中の肌は炎症が起き、ダメージを受けやすい状態になっています。そのため、日常生活に制限が必要な場面があります。その1つが紫外線対策です。紫外線を浴びると色素沈着が起きたり、ダウンタイムが延びたりする可能性があるため、日焼け止めや日傘、長袖着用など紫外線対策が欠かせません。
ダウンタイム中は、屋外でのレジャーは控えましょう。ダウンタイム中は肌が乾燥しやすいため、徹底した保湿が必要な一方で、治療直後は保湿剤や日焼け止めを含め、6時間ほどは肌に何もつけてはいけません。入浴や飲酒、激しい運動も血行を促進し、肌の赤みが増す要因になるので避けましょう。
ダーマペン4の料金
| 施術部位 | 回数・内容 | 料金 |
| 全顔 | 1回 | 29,700円 |
| リピート割(2回目以降) | 26,070円 | |
| 5回コース | 110,000円 | |
| 両頬+鼻 | 1回 | 23,760円 |
| リピート割(2回目以降) | 20,790円 | |
| 5回コース | 88,000円 | |
| 上記以外の部位(省範囲) ※傷跡修正(要相談) | 1回 | 14,580円 |
| リピート割(2回目以降) | 13,035円 | |
| 5回コース | 55,000円 | |
| ハイラアクティブマスク | 1枚(施術後の鎮静・お持ち帰り可) | 2,200円 |
よくある質問
1回でも効果を実感できますか?
ダーマペンはあくまでも皮膚の自然治癒力を促進させる美容療法のため、1~2回では変化が分かりにくいかもしれません。肌トラブルによって適切な治療回数は異なりますが、一般的にニキビ跡や毛穴の改善を実感するのは1カ月に1度のペースで5~6回ほど治療を行った場合だとされています。クリニックと相談し、適切な治療計画を立てましょう。
ダーマペンの効果がない人はいますか?
ダーマペンは皮膚の自然治癒力にアプローチするため、どうしても元々の体質に効果が左右されます。また、ダーマペンの針は医療用ステンレス製のため、金属アレルギーの方は治療を受けられません。さらに、治療後は肌が弱っているため、適切なUV対策・スキンケアをしないとダメージを受けてしまい、新たな肌トラブルの元となる可能性もあります。
費用はどれくらいかかりますか?
ダーマペンを顔全体に行う場合、1回の費用は2万円程度です。一般的にダーマペンは複数回治療するため、5回治療の場合は10万円程度となるでしょう。また、ダーマペンは治療中痛みが生じるため、麻酔クリームを塗布することが多いです。クリニックによって麻酔代がオプションで3000円ほどかかる場合もあるので、治療前に確認しましょう。
ダーマペンはどのくらいの頻度で何回行うと効果がありますか?
繰り返しダーマペンの施術を受ける際は、施術後1ヶ月半~2ヶ月程度の間隔を空けてから次の施術を受けてください。ダーマペンは肌に穴を空けるため、短い間隔で施術を受けると、必要以上の負担が肌にかかってしまいます。空けた方がよい間隔は肌質や症状によって異なるため、医師のアドバイスを受けたうえで、適切な頻度を守ることが大切です。
ダーマペンをやってはいけない人はどんな人ですか?
炎症を起こしているニキビ跡や膿が溜まった状態のニキビがある方は、ダーマペンの刺激により炎症の悪化や色素沈着をおこす可能性があります。また、金属アレルギーの方、妊娠中の方、ケロイド体質の方、重度の皮膚疾患がある方は治療を受けられない場合があります。カウンセリング時に医師に必ず相談しましょう。
まとめ:ダーマペンで理想の肌質を手に入れるために
ダーマペンは、肌の自然治癒力を引き出してニキビ跡、毛穴の開き、小じわ、たるみなど様々な肌トラブルを改善できる美容医療です。
効果を実感するまでには、一般的に1~2週間程度かかり、毛穴の引き締めには3~6回程度、深いニキビ跡の改善には5~10回程度の施術が必要とされています。施術間隔は3~4週間が推奨され、効果を持続させるには6~8週間間隔でのメンテナンスが有効です。
ダーマペンの最大の魅力は、肌の深層からアプローチできる点、痛みが少なく傷跡が残りづらい点、ダウンタイムが比較的短い点にあります。一方で、複数回の治療が必要であること、副作用やダウンタイム中の制限があることも理解しておく必要があります。
当院では、患者様一人ひとりの肌状態に合わせた最適な治療計画をご提案しています。ダーマペンによる施術はもちろん、導入液の選択や施術回数、アフターケアまで、総合的にサポートいたしますので気になる方は一度ご相談にいらしてください!

著者情報
LIKKAスキンクリニック院長 林 瑠加
- 日本形成外科学会認定 形成外科専門医、分野指導医
- 日本創傷外科学会認定 創傷外科専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
- 日本抗加齢医学会認定 抗加齢医学専門医
- 日本臨床毛髪学会 評議員
- 医学博士