帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります！

皆様こんにちは！林です。

当院をご受診される患者様のなかでも結構頻度の高い「帯状疱疹」。

比較的ご高齢の方に多い印象がありますが、実は私も中学生の時に罹患したことがあります。。。

免疫力の低下、ストレス、疲労などの原因によりお体が弱った際に、ご自身の体内に潜んでいた帯状疱疹ウイルス（HZV: Herpes Zoster Virus）が活性化し帯状疱疹を引き起こします。

日本人の90％で体内にウイルスが潜伏していて、80歳までに3分の1の方が帯状疱疹に罹患すると言われています。

そして意外とみなさま知らないのが、帯状疱疹を予防するワクチンがある！ということ。

帯状疱疹の発症リスクが高くなる50歳以上の方、もしくは免疫低下などにより罹患リスクの高いと考えられる18歳以上の方からワクチン接種が可能です。

現在でも例えば品川区では、帯状疱疹ワクチンの任意接種に対し、下記のように助成が受けられますが、

2025年4月1日より、年度末時点で65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳以上の方を対象とした定期接種が開始されます（3月15日以降に該当の方に接種票が送付されるとのことです）。

任意接種に対する助成額（令和6年度の時点で）

・水痘生ワクチン（ビケン）
　　1回あたり、5,000円助成（1回まで）

・不活化ワクチン（シングリックス）
　　1回あたり、10,000円助成（2回まで）

費用助成は1、2いずれかの接種に限ります。

※任意接種の接種歴のある方は、定期接種の対象となりませんのでご注意ください。

特に不活化ワクチンである「シングリックス」は、2回接種により97％という高い予防効果が得られるワクチンであり、この高い予防効果は10年程度持続すると報告されています。また、従来の生ワクチンとは異なり、高齢者や免疫力が低下している方でも安心して接種して頂けます。

帯状疱疹にすでに罹患したことのある方でも接種は可能です。

詳しくはリッカスキンクリニックまでお問い合わせくださいませ！