VFD注入治療のご案内
VFD注入とは
VFD注入(VFD療法)とは、ご自身の血液から抽出した血小板由来成分を高濃度に濃縮・フリーズドライ加工した製剤 「VFD(Valuable Platelet-Derived Factor Concentrate Freeze Dry)」 を用いた新しい再生医療です。
血小板に含まれる「成長因子」が肌細胞を活性化し、コラーゲン産生や血管新生を促進することで、肌そのものの再生力を引き出し、自然で健康的な若返りが期待できます。
従来のPRP療法と比較して、VFDは成長因子が2倍以上濃縮されており、より高い効果が期待できる「PRPの進化版」とも言える治療です。

こんな方におすすめ
- シワやたるみが気になる
- 肌のハリ・ツヤ不足を改善したい
- 毛穴の開きや肌質を根本から整えたい
- ヒアルロン酸や糸リフトではなく自然な若返りを希望する
- ダウンタイムをできるだけ抑えたい
- 自分の血液由来で安心できる治療を受けたい
VFD注入のメカニズムとPRPの違い
VFD注入の仕組み
- 採血した血液から血小板を抽出
- 成長因子を高濃度に凝縮
- フリーズドライ加工により約6か月間保存可能
- 注入部位に合わせて施術
PRPとの違い
PRP療法 | VFD注入療法 | |
---|---|---|
成長因子濃度 | 標準 | PRPの2倍以上 |
保存 | できない | 約6か月保存可能 |
効果の実感 | 数回で実感 | 1回目から効果を感じる方が多い |
VFD療法の科学的背景
VFD注入療法の有効性を理解するためには、その科学的な背景を知ることが重要です。この治療法は、従来のPRP(多血小板血漿)療法を大きく進化させたもので、セルソース株式会社の独自技術(方法特許第7025070号/方法特許第7175055号)によって開発されました。PRPから成長因子をさらに高濃度に抽出し、無細胞化・凍結乾燥させることで、より優れた効果と利便性を実現しています。
VFDに含まれる成長因子とサイトカインの働き
VFDには、組織の修復と再生に重要な役割を果たす、多様な成長因子と抗炎症性のサイトカインが高濃度に含まれています。

成長因子・サイトカインの主な働き
成長因子・サイトカイン | 主な働き |
---|---|
TGF-β | 肌のターンオーバーを促し、新しい血管を作って組織の修復をサポートします。 |
FGF | 組織の修復に不可欠なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を直接的に促します。 |
EGF | 肌の表面(上皮細胞)の成長を促し、傷ついた組織の治癒を早めます。 |
PDGF | コラーゲン生成を助けながら、ダメージを受けた血管などを修復し、細胞全体の働きを活性化させます。 |
VEGF | 新しい血管の生成を促し、皮膚組織への栄養供給をサポートします。 |
IL-1Ra | 組織の炎症を鎮める「火消し役」のサイトカイン。ダメージからの回復をスムーズにします。 |
LIKKAスキンクリニックのVFD治療へのこだわり
1. 安全性を第一に
VFDはご自身の血液由来。添加物や防腐剤を使用せず、厚生労働省届出済みの細胞加工施設で製造されるため、アレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低い治療です。
2. 完全オーダーメイド製剤
一人ひとりの血液から無菌的に製造されるため、完全オーダーメイド。さらにフリーズドライ加工により、複数回に分けて計画的に治療できるのもメリットです。
3. 「肌育」を重視した根本治療
ヒアルロン酸は「補う」治療ですが、VFD注入は肌そのものを「再生」させる治療。LIKKAスキンクリニックが大切にする 「肌育(はだいく)」=肌を内側から育てる という考えを体現しています。
治療の流れ
1. カウンセリング・採血(約50cc、感染症検査含む)
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2. 専門施設で精製・フリーズドライ加工(約3週間)
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3. VFD製剤が到着後、注入施術
▼
4. 注入後のアフターケア(洗顔・メイクは翌日以降可能)
- 完成したVFD製剤(6バイアル)は、保存期間内で複数回に分けて施術可能です。ご希望に合わせ、顔・首・頭皮などに順次使用していきます。
施術可能な部位
VFD注入は、顔以外にも幅広い部位に対応可能です。
- 顔(目元・口元・額・頬)
- 首(首の横ジワやハリ不足)
- 頭皮(発毛・育毛のサポート)
- 手の甲(加齢による質感改善)
採血から作成される6バイアルのVFDは、保存期間内で複数回に分けて使用でき、ご希望に応じて部位を選択可能です。
例:1回目は顔、2回目は首、3回目は頭皮…といった治療計画が立てられます。


禁忌となる患者様(副作用含む)
治療を受けられない方
- 感染症(HIV・B型/ C型肝炎・梅毒など)が陽性の方
- がん治療中または既往歴のある方
- 妊娠・授乳中の方
- 重度の貧血や腎疾患をお持ちの方
想定される副作用
- 注射部位の痛み・赤み・腫れ・内出血
- 一時的なかゆみや違和感(多くは数日〜1週間程度で軽快)
アフターケアについて
- 当日の飲酒・激しい運動・長時間の入浴は控える
- 翌日から洗顔・メイク可能(内出血がある場合を除く)
- 効果は数週間〜数か月かけて徐々に実感
よくあるご質問 (Q&A)
効果はどのくらい持続しますか?
個人差はありますが、半年〜1年程度の効果が期待できます。
何回くらい受ければいいですか?
1回でも効果を感じる方は多いですが、2〜3回の治療をおすすめします。
VFDはどの部位に注入できますか?
顔全体はもちろん、首、頭皮、手の甲などにも対応可能です。
VFDバイアルはどのように使用しますか?
採血から作成された6バイアルは、保存期間内で複数回に分けて使用できます。1回ごとに部位を変えて施術することも可能です。
他の治療と併用できますか?
ヒアルロン酸注入やHIFUなどと併用可能です。ご希望に応じてプランを提案いたします。
ダウンタイムは?
内出血がなければダウンタイムはほとんどありません。
料金
VFD注入療法の料金には、初回の血液検査から専門施設でのVFD作成、そして当院での注入手技料までが含まれます。詳細な費用については、カウンセリング時にご説明いたします。
項目 | 料金(税込) |
---|---|
初回採血・検査料 | カウンセリングにてご案内 |
VFD作成料(6バイアル分) | カウンセリングにてご案内 |
VFD注入 手技料(1回あたり) | カウンセリングにてご案内 |
ご自身の血液が持つ力で、肌本来の美しさを根本から育む。この次世代の再生医療にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください。