皮膚のできものの取りかたー手術編ー
2025.05.31
皆様こんにちは!林です。
当院でも多いご相談のひとつ、「皮膚のできものの除去」について。
本日は手術による取り方をご説明できればと思います。
手術による除去の一番のメリット、それは「1回で治療が済むこと!」です。
切除を行う際は、基本的には「皮膚全層」でできものを取ります。これにより皮膚に発生する良性の腫瘍は取り切ることができます。また切除したものは、「病理検査」にて実際にどんなできものであったかを調べることができます。
ただ皮膚全層で取るということは、そのあと傷を縫い縮める必要があります。通常は直線状に傷を縫うことが多いです。
よって手術による除去のデメリットは、「直線的な傷が残る」ことです。




手術から1か月くらいは赤みがそれなりに残ります。顔の場合は結果だけを考えると、術後3か月くらいまでは「テーピング」をして傷を安定させることが理想的です。
3か月くらいすると赤みもだいぶ落ち着き、傷が目立たなくなることが多いです(体は顔に比べて傷が落ち着くのに時間がかかります)。
「切って、縫う」手術と言うと抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
もし悪性でないことがはっきりしている場合は、モノによっては炭酸ガスレーザーで処置が可能です。
手術が良いか、レーザーが良いか、それらは部位、性状、患者様のご要望などによりご提案が変わってまいります。
ずっとどうしようか悩んでいたできものがある方・・・是非ご相談くださいませ!